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私はミニマリストになれないし、ならない

私は、暮らしの快適作りを整理収納というツールでサポートする仕事をしています。

 

で、よく聞かれるし、思われるのが…

「モノも少なくてスッキリしてるんでしょうね〜」

です。

 

はっきり言ってしまえば

「いや?うちはそれなりにモノはありますよ…」

です。

確かにスッキリとしまえます。

でも、モノ自体で考えるとそれなりに…いや結構あるわけです。

 

皆さん、「ミニマリスト」という言葉ご存知でしょうか?

ここ数年流行っている暮らし方の概念ですね。

 

「モノ」だけで見るならば、使っているモノしか持たない。

整理収納用語でいうならば、アクティブなモノしか持っていないということ。

 

そもそもモノが最低限しかないので、片付けする必要もありません。

 

ならば、全ての人がそこを目指すべきか?というと、私は少し違うかな…と考えます。

 


あなたの暮らしの中の楽しみは


少し話しはそれますが、ちょっと前から始めたTwitter。

 

このTwitterは名前や実名でなくても良いツールのため、

職業だったり、趣味だったりをミドルネームのようにつけてる方も多いです。

 

ここで「ミニマリスト」と検索すると、ザクザク!ヒットします。

彼らは、自分の暮らしぶりや工夫、考えなどを思い思いに発信しています。

で、その様子を見ていると、ミニマリストの定義がかなりまちまちであるということ。

そして、誰の頭にもあるのは、「捨てる」行為がポイントとなっている。

捨てる行為自体に目的を見出してる人も中にはいます。

 

それで暮らしやすくなり、納得できる暮らし、あなたらしい暮らしならOK!

でももし、持ってるだけのモノだけど、私は持っていたい…と思うならば、それで良いんですよ。

 

例えば、家族と暮らしてるならば、ミニマムな暮らしを目指そうとすると、

よほど考えが同じ夫婦、家族でなければハードルは高いと思います。

 

なんせ、我が家がそうですから。

 


物欲と所有欲の話し


整理収納アドバイザーでも、物欲や所有欲はあります(笑)

私の場合、帽子が好きで、何個もあります。

靴も見直ししてますが、手放せない靴がまだある…。

布が好きで、以前パリで購入した生地を後生大事にとってます…(笑)

さらにいうと、家族に整理収納アドバイザーがいるからと言って、その家族がモノを散らかさないとは限らない。

 

言われてすぐに出来るわけではないです。

そこには関係性があり、各々の思いや考え、得意不得意があります。

どうすれば気持ち良く、楽に快適に暮らせるか?ある意味実験の日々です。

 

確かにモノが少なければ、手間もかからない、管理も楽、ムダに探す時間を取らないなど、メリットは数多にあります。

 

物欲と所有欲と自分や家族。

どう暮らしていきたいか?

家族の暮らし方と自分が求める暮らし方の、その違い。

人は日々変化していきます。

子供は成長するし、大人は老いていく。

気持ちも変化するし、欲求も変わる。

 

例えば、夫はキャンプ用品を出来るだけそろえたい人。

例え、年に1回しか行かなくても、なるべく自前にしたい。

それがあることが、モチベーションにもつながる。

私は、マンション住まいで物置もない、レンタルで済むならレンタルすればいいのに、と考える。

 

結果としては、夫の要望にそっています。

2人の共通の思いは「家族で楽しい時間を過ごす」です。

その前段階で、攻防を繰り広げるても(繰り広げだけど…)共通のゴールが迎えられるとは思えないから。

落とし所を見つける方が、お互い納得できる。

 

夫には、これだけは欲しい、というモノを選んでもらい、それを購入。

管理さえ明確にできれば、いつでもキャンプに行ける、その方がお互いが楽しくいられる。

少しでもモノを活用できる管理方法を作る方が、我が家の場合はベスト。

 

どうすれば、お互いが笑顔でいられるのか?を考えると、私の当初の意見と違っていても、モノがあっていい、それが私の判断です。

 

きっと、夫自身も私の意見を尊重して、落とし所を見つけている部分があるはずです。

 

いずれ子供が成長したら、それらは手放すことになります。

そうなった時、管理できていれば億劫にならずに対処できるでしょう。

 

待機するモノが多い我が家。

手放せないアクティブとは言い難いモノがある我が家。

私はミニマリストにはなれないし、この先ならないでしょう。

 

でも、そのモノがあることで、自分も家族も、楽しく過ごせる、幸せが維持できるのだから、それでいいです。

 


落とし所の見つけ方


この落とし所は、その人の欲望、暮らし方、人やモノとの関わり方で星の数ほど存在します。

 

モノを出来る限り少なくした暮らしによって、幸せならばそれでいいし、

モノを手放せないならば、それがある中で快適さや幸せを考えればいい。

 

 

どんな暮らしにも、メリットデメリットは存在します。

そこを把握し、デメリットをどうカバーするか?

落とし所はどこなのか?

 

ミニマリストでも、そうでない場合でも

「モノに振り回されない、モノに囚われない、人がメインの暮らしの幸せ」を見つけることが一番ではないか?と思うのです。

 

 

 

 

こちらは私の、整理収納と夫婦関係家族関係など様々な事を合わせて書く理由です。合わせてお読み頂けると嬉しいです。
【夫婦生活の悩みは暮らしの一部だからこそ、私が整理収納で解決します。】

 

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