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7.152017
片付けなくても、人は生きていける
![](http://lakula-style.com/wp/wp-content/uploads/2017/07/ac8b8cd75042240ce29ec97b30ebd95d.jpg)
片付けしなくても、人は生きていけます。
ちなみに、どのような人なら全く!片付けなくても生きていけるかというと、
・ほとんどモノを持たずに暮らしている「ミニマリスト」の人達
・どれだけモノに溢れても、そこに全く危機感を感じていない人達
でも、実際はそこまで振り切ったタイプは、中々いないですよね。
大体は、モノを毎日出し入れして、購入し、そして処分しながら、日々を送っています。
雑誌で見るほどきっちりしてるわけではないけど、暮らしにくいわけではない。
ある程度散らかれば、それをきっかけに困らないレベルまで整えられる。
しかし、その「大体の人」の中で一定数存在するのが
モノが多くて片付けが苦手で、それでも片付けたいと思ってるけど中々出来ないタイプ。
こんな会話したことないですか?
「〇〇さんち、キレイそう〜!」
「えー!うち、散らかってて、ちっとも片付いてないよぉ〜!」
と謙遜っぽく言ってみてるけど、実は本人にしてみたら真実を語っていたりする。
お友達で、同じように言ってる人がいたら、たぶん本当に真実を語ってますよ、謙遜でなく。
で、そこから片付けるかというと片付けない(笑)
なんでかって、片付けなくても死ぬわけでなし。
正直、片付けなんかよりももっと大事なこと、優先したいことがあるから。
そんなことより、ご飯を作る方が大事!
そんなことより、提出物を書く方が先!
そんなことより、家族で出かける方が先!
そんなことより、化粧するのが先!
そんなことより、友達と付き合うのが先!
片付けを生業とする私が書くのも悲しいですが、多くの人の本音はそこです。
でも実際、さらに本音を言ってしまうとたった1つです。
面倒臭い、それだけ。
だって、面倒臭いじゃないですか!
何が面倒って、散らかってるモノを、押し込んでるモノをどうするか決める、判断する、それが一番面倒臭い!!!
だから、先に書いた「そんなことより…」がより言い訳として出てくるのです。
もちろん、そちらが絶対に優先の時だってある。
子供が「腹減ったーっ!」と言ってるのに、片付けしてるよりご飯を作る方が先です。
明日提出しないといけない書類があるのに、片付けするより提出物を書く方が先です。
家族でこれから遊びに行こう!て時に片付けよりも準備が先です。
出かける準備始めないと間に合わないのに、片付けを始めるなら化粧して身支度が先です。
久しぶりに友達と会うのに、出発前に片付けるよりも間に合うようにすることのが先です。
これらの状況ならば、優先すべきは片付けではないでしょう。
お気付きかもしれませんが、どれも差し迫った状況であることがお分かりですか?
ひっ迫した状況を出せば、片付けという面倒臭いことから逃れられちゃう。
それを自分に許してるんです。
なぜなら…
すれば気持ちよく快適でスッキリするのも分かってるけど、
それをしなくちゃいけない自分が面倒臭いと思ってるのを
正当な理由(ぽく見せれるもの)を付けて回避したいから!!!
面倒臭いと回避のループの理由
面倒臭い→回避のループを続ける理由として、1つあげると、
変化が怖い。
私は心理学に詳しくはありませんが、人間は新しい事をする時に、変化が怖くてできない場合があるそうです。
整理収納・片付けにおいて、たとえそれがポジティブな変化でも、
つまりどれだけ暮らしが快適になる、スッキリできると分かっていても、行動を起こさないのは、
片付いた環境を知らない、未知の世界、自分が経験したことない生活になることが、分からない世界が怖い、ということが当てはまるのではないか?
ということです。
ネガティブな変化ならば、最初から手を出しません。
でもポジティブな変化でも、行動を起こさない、つまり片付けを始めないのは、同じ理由なのではないでしょうか?
インターネットで検索すれば、「人間の脳は新しいこと、変化を拒否する」という話しはいくらでも出て来ます。
ついでにそこに「片付け」という単語を入れると、そりゃもー様々な心理面からの「片付けが出来ない理由」がわんさか出てくる!
その辺りは、より心理学に詳しい専門家が書いてらっしゃるので、読んでいただければと思いますが、
これまでの私の経験で話すならば、
「色々考えて、理屈を練って、なんだかんだと言ってるなら、とっとと手を動かすのが一番手っ取り早く悩みを解決できる」
です。
すみません、身も蓋もなく…。
様々な「片付かない理由」が分かったところで、その理由がどんだけ腹に落ちたとしても、
そこから動くかどうかは、最後は自分の判断なんですよ。
だって、手を動かさない限り、いくら色んな理由があったとしても、状況は変わらないんですから。
本を読んで、講座を受けても、動かなかったら意味がないんです。
それは、「わたしは自分を変えるために、学んでる!」という自己満足アピールなだけです。
あなたは完璧主義だろうが、
子供の頃から散らかった環境で育ったからだろうが、
モノが中々捨てられなかろうが、
脳みそが変化を拒絶しようが!
とりあえず自分の手を動かしてみようよ!そこからだよ!!と強く!思うんです。
面倒臭いなら何が具体的に面倒臭かったのか?
手が止まる理由はどこなのか?
捨てられない理由は何なのか?
手を動かせば、あなたの理由が分かる、見えてくる。
分かれば次の作戦だって練ることが出来るんです。
タイトルに戻りましょう。
「片付けなくても、人は生きていける」
はい、生きていけます。
でも、今日ここに書いた
「モノが多くて片付けが苦手で、それでも片付けたいと思ってるけど中々出来ない」
このカテゴリーの人は、
片付ければ、どれほど暮らしが快適になるかが分かってても、
行動しない理由を付けてる自分に対し、ジレンマを抱えながらだけど、生きていけます。
動かない、やらない理由をあれこれ考えるのも、飽き飽きじゃないですか?
1人で無理なら、一緒に片付けましょうよ!!
1人で踏み出せないなら、他人を頼っていいんだから。
それはちっとも恥ずかしいことではないです。
悩む時間がもったいなすぎる事に気が付いてほしいと、いつも思うのです。