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9.222017
もう旦那さんにギューしないなんて言わないよ絶対
最近、あなたは夫婦でどんな会話をしてますか?
今時の夫婦は、特に共働きともなると業務連絡のような会話になりがちです。
特に平日は、時間との闘いです。
朝はもちろんのこと、夜もただ仕事が終わって帰宅した、で終わりではない。
家の仕事はこれからが本番、第2ラウンドだったりします。
そんな状況の中だと、どうしても伝えなくてはいけないこと、伝えておきたいことが最優先となります。
かくいう私自身も、そんな会話が多いことに反省と焦りがあります。
・子供達元気?
・ご飯は〇〇を温めて。
・明日早いから保育園送れる?
・風呂掃除したよ。
メールのやりとりもそう。
・今どの辺?
・〇〇買い忘れたから買ってきて!
・〇〇届いたよ。
タイムリミット(寝落ちともいう)まで、限られた時間しかないと、とにかく必要なことは忘れずに伝えなくては!!
となるがゆえに、気がつくとその他の事を話さなく(話せなく)なっていないでしょうか。
あの時の私はどんな状況でどんな気持ちだったのか?
少し前に、出張に向かう夫を見送る際に、
「いってらっしゃい」
「気をつけてね」
「忘れ物ない?」
以外の言葉を付け足してみたんです。
「ギューっとしなくていいの?チューは?」
(すみません、ノロ気とかそんなんじゃないです)
そしたらば…まぁびっくり。
「最近、変わったよね?どうしたの?!」
そして彼は、それはそれは嬉しそうに、ハグとキスをして出発していきました。
会話というほどの会話ではありません。
けれどこれは、今までの2人の中では明らかに業務連絡とは違う言葉かけ、だったのだと気付くきっかけでした。
世の中のご夫婦では、そんなのいつもよ!という方もいらっしゃると思うのですが、ここで言いたいのは、
彼だけに対して、そこには家事とか育児とか仕事とか絡まない言葉を伝えることが、どれほど夫婦関係に良い影響を与えるか?
ということです。
けれど、家事や育児、仕事の絡まない会話ができる状況がどんなか?なんて考えませんよね。
いつもの会話があまりに当たり前すぎて。
業務連絡が、いけないんじゃない
もちろん、毎日を回していくには必要な会話はあります。
ましてや人間は忘れる生き物。
伝えることは重要なアイテムであり、物事をスムーズに進める為には必須です。
でも。
それだけの会話では、人は寂しくなるのも当たり前です。
それじゃ、ただの共同生活者。
いや、もちろんそうですが、その前に家族であり、夫婦であり、男女なんです。
パパだけど、その前に夫、夫だけどその前に男。
これは妻にとっても同じですよね。
ママだけど妻、妻だけど女。
そんなことも忘れてしまうくらい、そばにいることが自然…といえば聞こえは良いですが、
もしそれを相手側が思っていたらどうですか?
髪の毛をカットしても褒めてくれないとか、
かなり夜ご飯は頑張ったのに無言で食べるとか、
聞いてもらいたいことがあっても生返事とか。
夫婦して同じタイミングで機嫌がいい時はないだろうし、どっちも疲れてる時もある。
逆にどちらも時間も心のゆとりもある時だってある。
できることなら、そんな「時の運」頼みにせずに、2人ともさり気なくそこが意識できるようになれば、業務連絡だけの会話からお互いのことを考える言葉が生まれるはずです。
必要なことを伝えるのは大事です。
それをするな!ではありません。
それ以外の言葉を、相手に投げかけられる、または相手からの言葉を受け止められるゆとりが必要なのです。
じゃあ、その「ゆとり」って具体的に何か?
気持ちのゆとり、ですよね。
心に余裕がなければ、相手を思いやる、相手の立場にたって考える、必要事項以外のことを考え、伝えるゆとり。
結局は気持ち、心です。
なら、心理カウンセリングを受けるのか?!コーチングか?!
となりそうですが、それは中々気軽に出来ることではありません。
「そこまで大げさにしなくても、コミュニケーションを普通に取ればいいだけじゃない?」
と考える方もいるでしょう。
気持ちと心のゆとりを支えるモノは
けれど、一口にコミュニケーションをとれば良い、と言っても、
そのコミュニケーションをとれる心のゆとりを作れる環境かどうかは、重要なポイントではないでしょうか。
気持ち、心のゆとりは、その場の環境が影響します。
思い出して欲しいのは、業務連絡することが精一杯の、その状況、環境です。
けれど、今回の記事を読んで「やばい、業務連絡的なことが多いかもしれない」
と感じるのならば、ぜひこの後書く2つのアプローチを試してください。
●業務連絡しかできていない理由は?
最初に思い浮かぶのは「忙しいから」であると考える方は多いでしょう。
先の私の場合だと、土曜日だったこともあり平日よりも時間的ゆとりがありました。
例えば「忙しい」の理由が、時間と常に戦っている状況であるならば、いかに手間をかけない家事を作るかを考えれば、その分時間は確保できるという事です。
・掃除の際は、手で使う掃除機ではなくルンバに変える。それだけで人の手なしに常に動いてくれるので「掃除機で掃除をする時間」を自由にすることが出来ます。
・食器洗いも、食洗機を利用すると洗いから乾燥まで行い、家事の負担を減らせます。
・洗濯物も、時間確保という点で考えると、洗いから乾燥までセットしてしまえば、干す手間やハンガーから取り込む手間が無くなります。
時間という視点で見た時に、忙しさからくるゆとりのなさに、一番何が影響しているかを洗い出してみてください。
●時間確保の下地を、環境から見直す
ここでいう環境とは、そのまま「住まいの状況」を指します。
例えば先ほどあげた例で説明すると、
・ルンバを使う…ルンバが使える部屋の状況でなければ、活用出来ません。
床の上に物が置かれる原因は何か?それを取り除く、解決する必要が見えてきます。
・食洗機を利用する…食洗機で洗えない食器もあります。
日常使う食器を見直す際のポイント「食洗機対応かどうか」という視点を取り入れると良い事が分かります。
・洗濯物を洗いから乾燥まで行う…時間が確保できても、たたんで収納する作業は人の手です。
どれだけ効率よく行えるか、家族誰でも分かる収納法かどうかを見直す必要がある事が分かります。もし床の上にそのまま放置…となったら、ルンバも使えないですよ。
このように、現在の状況を客観的に把握し、
・その状況がなぜそうなのか
・そしてそれを解決するには何を見直すと良いか
・見直すために必要な土台となる環境からのアプローチは?
と順に掘り下げていく事で、最終的に夫婦のゆとりにつながる手立てを作ることが出来ます。
彼自身だけに向ける、あなたの言葉を
物理的に時間を確保することに今回は視点を置いて考えましたが、実際にはそれだけが原因でない場合もあるかもしれません。
もしかしたら、先に書いたように心理カウンセラーやコーチングなどの手段の方がベストの場合だってあります。
それも含め、状況を棚卸する事で、どのアプローチが有効であるか考えるきっかけになります。
もし、環境からの具体的なゆとり作りで解決できそうであれば、ぜひ参考にしてくださいね。
そして、家事育児仕事とは全く違う、彼だけに向けるあなたの言葉をぜひ伝えてください!
こちらは私の、整理収納と夫婦関係家族関係など様々な事を合わせて書く理由です。合わせてお読み頂けると嬉しいです。
【夫婦生活の悩みは暮らしの一部だからこそ、私が整理収納で解決します。】